統計学が最強の学問である
統計の本というとたいていはうんざりするほど退屈だが、この本のように、どうしてそういう手法が必要になり、どういう工夫を経て、使われるようになっていたのかが書かれていると一つひとつの手法の必然性のようなものが見えて、理解しやすい。また、過去のことだけでせなく、現在、統計に携わる者の視点を、その立場の違いから明らかにしている視点は、類書にも見られない新鮮な視点である。...
View Article小さくても儲かる会社をつくれた4つの秘訣
起業する時、スタートアップの時は、実は仕事なんてない方がいいのかもしれない。仕事があり続けることで、その仕事をこなし続けことが目的になてしまう。起業に必要なのは実は考える時間なのかもしれない。著者は仕事や企業というものの本質をよく捉えていると思う。何年も、苦労してみてようやく気づくことを思考実験の中で捉えられている。起業の成功は確率論ではない。いったん起業したら失敗する訳にはいかない。そういう緊張感...
View Article冒険に出よう (U25サバイバル・マニュアル)
昔バイクに乗っていた頃、絶対に転倒しないという人がいた。 安藤美冬といういう人も起業に於いてはそういうタイプだと思う。何で若い内にそんなに悟れるんでしょうね。小生、転倒してばかりで年を喰ってしまいしまた。 ナルシストと言われても、自分を発信し続けなくてはならない時代。シャイな心に鞭を打って見習うべし!
View Articleビジュアル・ミーティング 予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術
最近はどうしてもパワーポイントに頼ってしまう。パワーポイントを使うと、つい自分の話したい事を並べ立ててしまい、受け手側の理解や、関心や、共感というものがなおざりになってしまう。この本では、適切なフレームワークを提供し、ファシリテーター、参加者それぞれが手を使って書いていくことの重要性が説明されている。...
View Articleコミュニケーションをデザインするための本
広告代理店の人と話をする時に、よく「広告代理店という呼び方自体を変えたらどうですか」という話をしていた。また、代理店の営業もしかりで、営業で募集するから営業をやりたい人が応募してくる。広告とか販促は急速に単なる物売りの手伝いではなく人と人の間を有機的に結びつける仕事になっている。そこにはモノが売れるという以上に、「面白い」、「楽しい」、「もっと知りたい」、「共感する」、「応援したい」という人間の根源...
View Article僧帽弁弁膜症顛末記
異常が始まったのは、5月4日。 ゴールデンウィークの後半ではあったが、販売支援しているヒラメの商品の撮影をしていた。こういう生ものの撮影というのは、時間との勝負なので、多少体調が悪くても動かすことが出来ない。調理もからんでいたので、よけいにピンポイントでの撮影が必要だった。 異常を感じだしたのは、呼吸困難からだった。なんとなく息苦しい。 いつものスピードで歩けない。...
View Article経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
色々な経営戦略コンセプトが現れては、しばらくすると取り上げられなくなる。経営戦略のフレームワークというのは一過性のブームのようなものかと思っていたが、この本のおかげで体系的に積み上がってきたものだということがよくわかった。この本からスタートして、未消化だったそれぞれの巨匠の本に戻ってみるのもいいと思う。位置づけがはっきりして入れば、理解もやすい。自分のケースとプロセスに合わせて、どのフレームワークを...
View Article消費税増税の意味を考えてみる
朝日放送の「朝まで生テレビ」で消費税について、日本の叡智が議論していたが、どうしても腑に落ちない。 消費税が増額されることの意味は、国=官僚が中小零細企業と金融資産をわずかしか持たない庶民に対する支配力を高めていくための手段として強化されていくということである。 大企業や金融資産の多い層は様々な優遇策の中で、低負担で高い社会サービスを受け取っている。...
View Article健康・省エネシンポジウムIN大阪に参加してみた。
シックハウス規制が最初に折り込まれた平成15年の建築基準法改正は大阪在住の一人の歯科医師の働きかけから始まったことはあまり知られていません。 新築された住宅で自分とお子さんなどご家族がアレルギー症状に悩まされるようになり、大阪府に問い合わせたことがきっかけでした。...
View Article起業のパターン
消費税の増税が決まり、社会保険の料率も上がり、健康保険の料率も上がっている。人件費にまつわる経費は、年々増加をたどる中で、ITのハードやソフトの進化でホワイトカラーの生産性は向上している。おまけに経済と労働力のグローバル化で低いスキルでも出来るレベルの仕事はどんどん国内からは無くなっている。そこを既存の会社同士で取り合いになるから、価格は低下するという悪循環。...
View Article東京マンションマーケット
トランプ大統領の暴走的な政策にも関わらず好調だった株価もここ数日調整局面になり、いよいよ景気も潮目に来ている感じがあります。 マンションマーケットはリーマンショック以降、供給戸数が半減したまま価格は上昇していく傾向を見せていました。...
View Articleホテル事業の評価に必要な指標
仕事柄ホテルに宿泊することが多く、様々なパターンの宿泊施設に泊まってきて、さらに最近はホテル事業に対するマーケティング調査と経営シミュレーションをサポートするようになってきたことで、従来型のホテル事業の収益評価モデルに不足している視点があるように感じている。 それは端的に言えば㎡あたり売上高という小売り業で言えばごく当たり前の視点である。ホテル業界の指標には、ADR(Average Daily...
View Articleワーク・エンゲイジメントの視点
最近、働き方改革の視点から社員の意識調査をお手伝いすることも増えてきている。その際に重要な指標となっているのが、ワーク・エンゲイジメントであるが、意外と曖昧に捉えられていることも多い。...
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